上出長右衛門窯　湯呑
옛날　호랑이　イェンナル ホランイ/昔の虎

上出長右衛門窯、定番の干支湯呑

毎年干支に因んだ湯呑を製作する上出長右衛門窯。今回は寅年、60年間描かれ続けている笛吹の楽人と代わって、虎が煙草をふかす絵柄になりました。
湯呑には煙草をふかしている虎の姿が描かれています。

イメージ元は韓国の昔話や民画から。韓国では昔話の出だしが「虎が煙草を吸っていたころ…」と始まることが多く、日本で言う「むかしむかしあるところに…」と同じ意味合いを持っているそうです。

多すぎず、少なすぎない量が入ります

普段使いでお茶や白湯を淹れてほっと一息、手のひらに収まる大きさなのでしっかりと持つことができます。
こちらの湯呑は磁器のため熱伝導が良く、熱いものを淹れると大変熱くなります。半面、冷めるのも早いので猫舌の人でも飲みやすいかもしれません。

仕事中などに好きな飲み物を入れて飲む際にも。ちょうどいい量が入ります。

絵付けの技法について

染付の場合

こちらの盃の絵付けには染付という技法が使われています。
染付は素焼きした器に呉須で絵付けし、焼くと透明になる釉薬を掛けます。高温で焼くことによって釉薬はガラス質になり、絵は閉じ込められるため表面はつるつるとしています。金属など固いものが当たっても簡単に絵が剥がれることはありません。

明治から続く老舗の窯元

九谷焼の主な産地は石川県南部(金沢市、小松市、加賀市、能美市)で生産され、色鮮やかな五彩と大胆な絵付けが魅力です。九谷焼は1655年(明歴元年)加賀藩の命により、有田で陶技を学んだ後藤才治郎が江沼群九谷村で開窯したのが始まり。
九谷焼の窯元である上出長右衛門窯は1886(明治12)年に石川県能美郡寺井村(現能美市寺井町)で窯開しました。

上出長右衛門窯では職人が一つ一つ丁寧に手作りし、絵付けをしています。陶器に模様や絵をつける技術には「絵付け」と「転写」があります。
こちらの湯呑は絵付けが用いられているため、手描きならではの絵の線の具合、濃淡の美しさを楽しめます。

上出長右衛門窯　干支湯呑　옛날　호랑이
イェンナル ホランイ/昔の虎

九谷焼の窯元として1886(明治12)年、石川県能美郡寺井村(現能美市寺井町)にて創業。上出長右衛門窯は先人の伝統を守り昔ながらの手仕事で、日々の食器から茶陶まで一点一線丹精込めて伝統を現代まで守り続けています。 彩り鮮やかな上絵付けから深い発色の染付け、そして何より丈夫で美しい素地が上出長右衛門窯の特徴です。

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