福光焼 面取ぐい呑 (白/黒）

福光焼の湯呑

鳥取を代表する民窯の一つ、福光焼で作られた「面取ぐい呑」。

面取りとは陶磁器の表面を削って多面体にする技法のことで、福光焼の特徴のひとつ。
迷いなく大胆に削られた広めの面取は、シャープできりっとしたエッジが際立ち、美しい陰影を見せてくれます。

蹴りロクロと登り窯で手間暇かけて生み出される、たくましく力強い福光焼のぐい呑み。
薪を焚べて自然の炎で焼かれる焼き物のあたたかみが伝わってきます。

ちょっと歪がかわいい多面体のうつわ

表面の丸みをヘラで削ぎ落とした面取りのぐい呑は、一見素朴な風合いも持ちながら、角が立ったラインが美しく凛とした佇まいがあります。

面と面の境のラインが真っ直ぐではないところや、フチの形状の凸凹した感じ、不均一な手仕事のあとがいろいろと見られ、とってもかわいらしく仕上げられています。

薪で焼く登り窯

面取ぐい呑は、昔ながらの登り窯で焼かれています。

登り窯の燃料は薪で、灯油やガス、電気などとは違い時間のかかる手法。表面に灰がかかることで、面白い凹凸や変化が生まれたりすることがあるそうです。

灰が高温でガラス状になってキラキラ輝く自然釉もそのひとつで、器に様々な表情をもたらしてしてくれます。

福光焼（ふくみつやき）

鳥取県の中部に登り窯を構える「福光焼」。窯元は倉吉市福光地区ののどかな田園風景の中にあります。
工房を構えるのは、河本賢治さんとその息子の河本慶さん親子。

釉薬は糠白、飴、鉄が基本となり、白と黒を基調とした面取りを施したものや、高台を深く削り出したものが多く、重厚な作風が特徴です。

師匠である陶芸家の生田和孝氏が得意とした「面取」や「鎬（しのぎ）」の技術を継承し、伝統技法の「蹴りろくろ」や「登り窯」を守り続け、作陶されています。

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  面取湯呑（黒）

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  面取湯呑（白）

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  面取飯碗（黒）

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  面取飯碗（白）

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  六角鉢（外グリーン）

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  六角皿（黒）

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  面取徳利（黒）

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  面取徳利（白）

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  面取ぐい呑（白）