堀口硝子/蜻蛉の酒杯 琥珀瑠璃

江戸切子とグラヴィールの酒杯

老舗硝子メーカー「堀口硝子」とガラス作家の花岡和夫さんによって作られた酒杯。
日本のカット技法「江戸切子」とヨーロッパの宝飾カット技法「グラヴィール」の共同で生まれました。

瑠璃色を被せたグラスに削り出された3匹のトンボは、伝統紋様「菊繋ぎ」の間で今にも動きだしそうに見えます。

西洋絵画のようなトンボと江戸切子の「菊繋ぎ」。和と洋のグラスカットが合わさり、とても美しいグラスに仕上がっているのです。

少し値は張りますが、こんな芸術品のようなグラスで冷酒を飲んでみたい、グラスを眺めていると、そんな気持ちになってきますね。

菊繋ぎと絵画のようなトンボ

切子の部分は、江戸切子の中でも繊細なカットが特徴の「菊繋ぎ」。丁寧にカットされた1本1本の線がキラキラと輝いています。

菊繋ぎの間には、グラヴィール技法で描かれたトンボの姿があります。
「飛ぶトンボ」「とまるトンボ」「方向転換するトンボ」。3つの違った絵柄が楽しめます。

気持ちよさそうに飛んでいるトンボ。羽の模様までしっかりと彫られています。

枝に止まって休んでいるトンボ。夏の光景が頭に浮かんできます。

空で方向転換するトンボから躍動感が伝わってきます。

グラヴィールとは、中世の水晶彫りに使用していた技法のことで、銅のホイールに砂を付けて砂とガラスを擦り合せるようにして彫っていきます。削った模様は、摺りガラス状で美しく立体的で表情豊か。まるで絵画のように見えます。

彫刻する面が、自分の見えている面を裏側ということもあって、大変高度な技術が必要とされるそうです。

透明度が高く、光の屈折が美しいレッドクリスタルガラスを100％使用。光が当たると美しく輝きます。

底面には、美しい「菊花紋」のカット。彫りが深いのでその手触りを指で感じるのも江戸切子の楽しみ方のひとつです。

江戸切子のグラスはお酒を注ぐと、また違った見え方をします。真上や内側、ほんのちょっと目線を変えるだけで違った表情になります。

酒杯を傾ける度に色々な模様が見えて、お酒もすすみそうです。

日本の伝統工芸「江戸切子」とヨーロッパの「グラヴィール技法」の共同で生まれた、美術品のような酒杯です。

堀口硝子

1921年（大正10年）に堀口市雄（初代社長）はわずか10歳で、江戸切子技術伝承者小林菊一郎に弟子入りしました。その後1947年（昭和22年）に独立して東京都江東区大島に有限会社堀口硝子加工所を設立。

1985年（昭和60年）東京都の伝統工芸品産業に指定されました。
「江戸切子」を伝承する数少ない切子職人が、ひとつひとつ手作りで製作しています。

蜻蛉の酒杯 琥珀瑠璃

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  蓋の裏には「秀石」の名と落款が押印してあります。

初代「秀石」こと堀口市雄氏によって、1947年に東京都江東区に設立された「堀口硝子」。江戸切子の伝統的文様を活かし、その上に現代に通じる文様を加えた商品を提供し続けています。クリスタルの凛とした透明感と華やぎをお客様に伝え、伝統を守りながら本物の「江戸切子」を作り続けています。

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  桜の酒杯　金赤

  φ60×H50mm / 約80ml

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  蜻蛉の酒杯　琥珀瑠璃

  φ60×H50mm / 約80ml

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  雀の酒杯　琥珀緑

  φ60×H50mm / 約80ml

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  金魚の酒杯　金赤

  φ60×H50mm / 約80ml

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