東屋 薬味寄せ

茶筅から生まれた薬味寄せ

擂鉢でゴマなどを擂った後や、おろし金で生姜やニンニクをおろした後に、
表面に残った食材を掻き寄せるための道具「薬味寄せ」。
細い穂先と絶妙なしなりが、ササッと食材を集め、スッキリ気持ちの良い気分にしてくれます。

実はこの薬味寄せ、茶道具の「茶筅」の製品にならなかった品を材料にしています。
穂の一本でも折れると、出荷ができない茶筅を割って先を切り揃え、
一度は製品にならなかったものを仕立て直しました。

天然素材の竹に、爽やかな翠色の組みひもがアクセントになった小さな薬味寄せ。
吊るしておけばアクセサリーのように可愛らしく、
使ってみると、小さいながらもその良さを実感していただけるはずです。
擂鉢やおろし金の相棒として、台所でお役立てください。

薬味寄せ

寸　法	幅25×長さ80mm
重　量	3g
素　材	淡竹・絹
製　造	翠竹園（奈良県生駒市） 昇苑くみひも（京都府宇治市）
	MADE IN JAPAN●

＊寸法、重量の数値は個体差があります。

擂鉢、おろし金を使うときの必需品

擂鉢やおろし金に残った食材をどうしていますか？擂鉢の櫛目に残ったゴマが最後まで落としきれず、もったいないと思いつつも束子で洗い流してしまう。おろし金ですりおろした生姜やニンニクなどの薬味が刃に引っ掛かり、なんとか取れないかと箸で頑張ってこそげ落とす。
そんな時に便利な「薬味寄せ」。読んで字のごとく、擂鉢やおろし金の表面に残ったものを掻き寄せるための道具です。細い穂先が細かな溝にフィットし、竹の程よいしなりで残った素材を無駄なく掻き寄せます。

この薬味寄せが作られているのは奈良県生駒市。とても繊細で美しい仕上がりの穂先ですが、なんと、元の姿は抹茶を点てる時に使用する茶道具の「茶筅」。そう言われてみると、どの部分を使用したか何となく思い浮かぶはず。
茶筅は、固い竹を割り、味削りと呼ばれる工程を経て、菊の花のような繊細な先端に仕上げますが、それが１本でも折れると出荷ができません。その、出荷できない茶筅を割って、先を切り揃えたものがこの薬味寄せなのです。

もちろん素材は上質な天然素材の淡竹を使用。薬味を寄せる竹製のスクレイパーは色々ありますが、作られる過程やデザインは他の物とは大きく異なります。高品質だけれど茶筅としては使えないものが、全く別の製品になり、別の場所で立派に手助けしてくれる。なんとも素敵な出会いです。

薬味寄せ

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  擂鉢やおろし金で擂った薬味を集めるのに便利な竹製の「薬味寄せ」です。

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  程よいしなりと繊細な穂先が擂鉢の溝やおろし金の隙間にフィットして薬味を掻き寄せます。

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  軽く手のひらに収まるほどの小さな道具ですが、とても働き者です。

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  天然素材と爽やかな組みひもが相まって可愛らしいアクセサリーのようです。

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  裏面には「東屋」、茶筌を中心に竹細工を製作している「翠竹園」の刻印があります。

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  日々の調理を手助けしてくれる頼もしい道具。すり鉢やおろし金とセットで贈り物にもオススメです。

平成9年の創業以来、信頼できる国内のつくり手と協働し、生活の為の道具を生み出している東屋。この国の暮らしの歴史の中で生み出され、永く愛用されてきた、数々の道具。いつも静かにそこにあり、確かに役に立つ。そういうたくさんの「もの」と心地よく調和し、豊かな時を過ごすことができるように、「もの」と、「もの」を作り出す仕組みの創造を目指しています。

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  三寸

  φ90×H40mm

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  四寸

  φ120×H55mm

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  五寸

  φ150×H60mm

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  六寸

  φ180×H80mm

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  七寸

  φ210×H90mm

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  八寸

  φ240×H95mm

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  三寸用

  L90mm

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  四寸用

  L120mm

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  五寸用

  L165mm

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  六寸用

  L210mm

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  七寸用

  L240mm

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  八寸用

  L300mm

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